2005年11月27日

『1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478620695

本日の一冊は、インターネットで莫大な富を築き、現在は不動産投資でも成功を収めている著者が、レバレッジを効かせた不動産投資のノウハウを公開した一冊です。

世の中に不動産投資の成功本は山ほどありますが、ほとんどの場合、その根拠となっているのは、現状の家賃利回り。

不動産の場合、本当に儲けたかどうかは、最後までわかりませんので、吟味するためには、最終的な出口戦略を読む必要があります。

その点、本書は、徹底した現実主義者である著者が、出口戦略もふまえて述べているので、信憑性があります。

「リスクを負わない人間には、リターンを得る資格がない」「貧乏人でいることにじっと甘んじて、辛抱してください」など、厳しい語り口に反発する向きもあるかもしれませんが、内容的には一読の価値があると思います。

不動産投資の本ではありますが、資本主義の本質を述べた本として、なかなか読み応えのある一冊だと思います。
———————-
■ 本日の赤ペンチェック
———————-
◆世の中のビジネスの分類
・労働集約型産業 ・知識集約型産業 ・資本集約型産業

世の中の資産の中で、担保がなくても、買ったものを担保に入れれば融資が受けられる資産がごく少数だけあります。これが、資本主義社会において、富を無限に増殖させるからくりの重要なポイント

OLが仮に消費者金融からお金を借りようとしても、せいぜい1社50万円が限界でしょう。その同じOLが、不動産というキャッシュを生み出してくれる資産を購入する場合には、適切な事業計画さえあれば2億、3億のお金を普通に銀行は融資します

出口戦略がうまいかへたかで最終的な収益率は大幅に変わってきます

事業経営を始めるとなると、運転資金、設備資金と借金をして事業を展開していかないと財務レバレッジは効いてきません

まず、投資物件を何棟か買って、余剰キャッシュフローで十分に住宅ローンの返済が可能になった段階でマイホームを買う(中略)順番を間違わなければ、両方とも手に入ります

◆利回り10%の物件を売る理由
利回りとは家賃収入を投資金額で割った、投資元本に対するリターンの割合です。とすると、投資元本が違えばリターンも違う

物件を買うときには売るときのことを考える

区分所有がホントに儲かるんだったら、わざわざ広告費をかけて折り込みチラシ入れて宣伝しないでも売れます。あるいは、ワンルーム業者が自社で保有して回していきます

収益還元法の導入で、不動産投資は必ずしも一部の地主やお金持ちのためのものではなくなった

成長性を旨として資産を急拡大させる局面では、ビジネスと同じで一点突破全面展開をすべく、全精力を集中投下する必要がある

東京の物件にこだわる理由はない

管理が悪い物件であっても、躯体が傷んでいないのであれば、安く買い叩いてリフォームなどの手を入れると同時に、管理会社を替えるなどして清掃の徹底をすれば見違えるほど価値が上がります
————————————————
『1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478620695
————————————————
■目次■
プロローグ
第1章 億単位の借金をしなさい
第2章 投資における心構え
第3章 危険なワンルームマンション投資
第4章 巨額の自己資金なんて必要ない
第5章 RCはアクセル、木造はブレーキ
第6章 エリアマーケティング
第7章 物件の選び方
第8章 不動産投資の体験談
その1 逢坂ユリさんの場合
その2 藤田元さんの場合
あとがき
━━━━━━━━━━━━━━━
■ご意見、お問い合わせは、
eliesbook@yahoo.co.jp
■マガジン登録、変更、解除
http://eliesbook.co.jp/bbm/
━━━━━━━━━━━━━━━

この書評に関連度が高い書評

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー