2005年9月18日

『「稼ぐ」脳』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798011428

本日の一冊は、脳科学関係をはじめ、数多くの著書を持つ米山公啓さんが、仕事で成果をあげるための脳の使い方を指南した一冊です。

どんな分野でも、成果をあげるためには、対象となるもののしくみや本質を理解することが必要ですが、脳に関しても事情は同じようです。

本書では、「アイデアを出せる脳」「忘れない脳」「仕事が早い脳」などといった切り口で、脳のしくみと、ポテンシャルを最大限引き出すための方法をまとめています。

ところどころ、日本語がおかしいところがあり、編集は雑ですが、イラストを交えながら、要点をわかりやすくまとめているので、短時間でポイントをつかむことが可能です。

手軽な科学読み物として、また自己啓発の書として、息抜きがわりに楽しみたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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「アイデアは無から生まれる」ではなく、必要だと思うことからアイデアが出るチャンスが生まれる

徹底してやることが、忘れない知識を増やすことになる

経験は、記憶の中でも最も忘れないものだ。実体験できるものは、できるだけしておくに越したことはない

必ずできるという強い信念があり、考えることを諦めないから、解決するアイデアが生まれてくる

記憶の原則はまず、覚えようとする対象を好きになること

◆名前の覚え方
・名前に意味を持たせる
・会った場所と相手の名前を結びつけてしまう
・繰り返し相手の名前を意識する
・初対面の時には、自分の左側に相手を座らせる
・好奇心を持つ

何もしないでぼーっとしている時間と、徹底的に集中する時間。その強弱こそ、「仕事ができる脳」になるための重要なテクニック

「うまいものを食べに行く」「彼女とデートをする」、なんでもいい。目先の目標をどれだけ上手に設定できるかが、仕事をうまく終わらせるために脳を働かせることへとつながる

仕事を通して成功したいのなら、ストレスが多い方を意識的に選択すべき

マイペースで仕事ができるということは、自分の仕事スピードしっかり理解しているから

相手が何を望んでいるのかを考え、それと同じ感情になれるかどうかが重要なのだ。相手の痛みや辛さをきちんと理解できてこそ、あなたは「好かれる脳」になることができる

成功体験のない脳は、大きな仕事ができない

懲りない脳こそが、仕事ができる脳へと進化していく
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『「稼ぐ」脳』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798011428
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■目次■
はじめに
プロローグ 「稼ぐ」脳を正しく理解するための予備知識
第1章 アイデアを出せる脳
第2章 金のためでなく働く脳
第3章 行き詰まりのない脳
第4章 忘れない脳
第5章 人を覚えている脳
第6章 仕事が早い脳
第7章 追いつめられて働く脳
第8章 飽きない脳
第9章 オリジナルを発揮する脳
第10章 時間をゆったり使える脳
第11章 人から好かれる脳
第12章 自分を発見した脳
第13章 楽観的な脳にする
第14章 人生100年を考えた仕事
第15章 脳は変えられる
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