2005年7月19日

『人生の旋律』

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本日の一冊は、神田昌典さんによる久々の新刊です。

ベストセラー『成功者の告白』の続編にあたる一冊で、神田さんが伝説の実業家、近藤藤太さんの生涯を通じ、ビジネスパーソンへのメッセージをつづっています。

※『成功者の告白』
http://tinyurl.com/dudkg

取材は実際に本人を相手に行われたもので、そういう意味では、当時を知る貴重な資料とも言えるでしょう。

第二次世界大戦、戦後復興という激動の昭和を生き抜いた男の、波乱万丈の人生を通じて、人生の意味を問うという、これまでの著作では見られなかった試みをしていますが、個人的には非常に感銘を受けました。

富や人脈を築き上げるために必要なこと、成功の落とし穴を避けるための考え方、そして人生を本当の意味で豊かにするための心構えが、この一冊に凝縮しているような気がしてなりません。

読書をすることの意義は、今となっては出会えない先人たちの教えを学べることにありますが、本書を読むことには、まさにそういった意義があります。

これから10年の人生の指針として、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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「諦めるっていうのは、罪なことだな。土壇場に追い詰められると、人間は何でもできる。どんな絶望の淵にあっても、助かる方法は必ず目の前にあるんだ」(死にそうな程の喉の渇きを、小便でしのいだ後の言葉)

世の中は、どんなに安定しているように見えても、一夜にして秩序が失われ、混乱の極みに達することがある。そのときに下す一瞬の判断は、その後、何年にもわたって大きな違いを生み出す

誰の目の前にも、チャンスは平等にあるのに、手を挙げるものが少ない。だから、手を挙げたものだけにチャンスは舞い込む

「奇跡が起こらないヤツっていうのは、飛び込まねえからだよ」
(軍事裁判にかけられるはずだったのに、奇跡的に助かったことに関して)

ボク(神田氏)は七〇年周期を前提に、二〇〇五年には、一九三五年当時と似たエネルギーが宿っていると感じている。そこから発想すると、今後一〇年間は、日本が敗戦に至るまでの一〇年間と似たような意味を持つ時代になる

大変革の時代には――冷酷な事実ではあるが――その時代の流れに乗れた、ごく一部のものだけが裕福な暮らしを送ることができた

どんなに今の状態が幸せであっても、仕事や人間関係の変化を押しとどめることはできない。人生というのは、その場に留まっていることができないのだ

人間はひとつではなく、多数の人格でできている

ビジョンが共鳴しあうことで、自然に人と人とはつながっていく

われわれは――あなたが望む、望まないにかかわらず――死するものから、引き継いでいるのだ

幸せとは、いかに生き、いかに死ぬか、という死生観があってはじめて得られる。死をリアルに感じることができなければ、生もまたリアルに感じることができない。不幸をきちんと生きなければ、幸福をきちんと生きることはできない。幸せとは、そうした人生のパラドックスの中から、あなた自身が、自分の物語を引き出すことに他ならないのである
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『人生の旋律』
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■目次■
プロローグ
第1章 軍隊行進曲
第2章 星降る夜に……
第3章 ニューヨークニューヨーク
第4章 薔薇色の人生
エピローグ
あとがき
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