2005年7月3日

『イチロー262のメッセージ』

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本日の一冊は、今年3月に出され、ベストセラーとなった、イチローの珠玉のメッセージ集です。

2001年から2004年における、イチロー選手の各メディアでの発言をもとにまとめたもので、プロゴルファーの宮里藍選手も愛読している一冊だそうです。

この手の流行りモノはあまり好きではないので、これまで食指が動かなかったのですが、読んでみたら、これはいい本です。

ちょっと疲れ気味の土井にも明日へのエネルギーを吹き込んでくれたので、ぜひ読者のみなさんにも一読をおすすめしたいと思います。

本書で選ばれている言葉は、すべてとは言いませんが、その多くが、イチロー選手の仕事に対する静かな情熱とストイックさ、そして職人としてのプライドが伝わってくる、とても力強い言葉です。

じっくり読めば、そこに仕事や生き方へのヒントが見えてくるに違いありません。

赤ペンチェックでいくつかご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
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■ 本日の赤ペンチェック
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夢をつかむことというのは、一気にはできません。ちいさなことをつみかさねることで、いつの日か、信じられないような力を出せるようになっていきます

毎年、気持ちは変わりますし、体も微妙に変わります。いいフォームが何年経ってもいいとは思いません。その時々の自分に合うフォームがかならずあるはずです

長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかったときなのです

ぼくらのいる世界というのは、どういう自分であるかということを見てもらって、応援するかどうかは、見る側が決めることなのです

考える労力を惜しむと、前に進むことを止めてしまうことになります

ミスショットの原因は気持ちの中にあると思っていたのです。だけど違っていました。技術によるものでした

試合では、打ちたい球は来ない。好きな球を待っていては終わってしまいます

野球がうまくなる環境が作れるなら、投資をします。家は、そういうものです

相手が変えようとしてくるときに、自分も変わろうとすること、これがいちばんこわいと思います

首位打者を目標にしていたら、どこかで挫折をしていたでしょう

どんな状況でも、自分のパフォーマンスをしなくちゃいけません。どんな状況でも、一定のラインをクリアするのがプロですから

妥協をたくさんしてきたし、自分に負けたことも、いっぱいありますただ、野球に関しては、それがないというだけで

プレイを見るだけで、なにを語ろうとしているかわかる選手は、かっこいいと思います

モチベーションは、野球が好きだということです

成功とはとてもあいまいなものです。他人が思う成功を追いかける必要はありません
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『イチロー262のメッセージ』
http://tinyurl.com/cwvv2
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■目次■
第1章 イチローの精神と目標
第2章 イチローの準備と訓練
第3章 イチローの不安と逆風
第4章 イチローの形と野球観
第5章 イチローの技術と結果
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