2004年12月17日

『経済人の名言(上)(下)』

『経済人の名言(上)』
http://tinyurl.com/3w4vo
『経済人の名言(下)』
http://tinyurl.com/6635a

本日の一冊は、「私の履歴書」「有訓無訓」から、日本を代表する経済人たちの言葉を厳選し、紹介した一冊です。

取り上げられているのは、1950年~1990年に活躍した経営者で、何と約400人の名言を紹介しています。

松下幸之助や早川徳次などの有名どころはもちろんですが、ポイントは、普段あまり取り上げられない松永安左エ門や、三島海雲、出光佐三、伊藤忠兵衛といった人物が取り上げられていること。

『私の履歴書』の豪華セットは買えないけれど、そのエッセンスだけは知っておきたい、という方におすすめの一冊です。

参考:『私の履歴書 経済人1~24』
http://tinyurl.com/5dmd9

では、一体どんな名言が紹介されているのか。土井の心に響いたものだけ、ピックアップしてみましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
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事業は金がなければできないが、正しい確たる信念で裏づけられた事業には、必ず金は自然に集まってくる。
(三島海雲)

商売気を離れて油の用意をした。私のお客だけは油不足で仕事を休むようなことはなかった。他の事業会社では油が切れて事業を休んだところが沢山出た。わたしはただお客のために油を用意しただけだ。しかし戦争が済んだら、油は出光にまかせておけということになった。金はもうけなかったが、得意先をもうけたのだ。
(出光佐三)

人は”天下一品の使命”といって、その人でなければ持ち合わせていない特性あるいは才能がある。これを自由に発揮させる場をつくることが、経営者にとって最も必要なことだと思う。
(倉田主税)

金というものは一見無駄と思えるところにかけると、回り回って大きな果実になって戻ってくるものなんですよ。
(古川為三郎)

のれんは磨いて、初めて値打ちが出る。先人たちは、過去をふまえながらも、絶えず時代を先取りする先見の明を持っていた。
(松田伊三雄)

最初から和尚はない。ふき掃除から洗濯まで、小僧の苦労を重ねてこそ大和尚になれる。
(安藤楢六)

「最もよく人を幸せにする人が最もよく幸せになる」――これが人生七十余年に及ぶ人生を振り返って得た結論であり、同時に私の信条信念である。
(立石一真)

成功は窮苦の間に芽生えており、失敗は得意満面の間に宿る。黒雲のうしろには、太陽が輝いている。
(越後正一)

上に立つ者は見識と決断力を養い、部下に将来への確かな道筋を見せてやる。同時に下意上達、つまり部下の意見をくみ上げる気配りを欠かさないことだ。そうすれば信望は自然と集まる。
(坂口幸雄)

経営者は、人間として部下と対峙できるか。その時、自分を支えるのは公私のけじめをはっきりさせた身辺の清潔さである。
(江戸英雄)

私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか一%にすぎない。九九%は失敗の連続であった。その実を結んだ一%の成功が現在の私である。その失敗の陰に、迷惑をかけた人達のことを私は決して忘れないだろう。
(本田宗一郎)

世の中の変化に応ずることも大切だが、変化の中で不変のものもあるということだ。
(根津嘉一郎)

人生は「節」があるからいい。悩む中から、何かを勉強してつかみとって行く。そこに人間的な成長もある。
(宇野牧)

読むことは考えることであり、知識は忘れたころに知恵となる。
(松原治)

お客様は来て下さらないもの、お取引先は売って下さらないもの、銀行は貸して下さらないもの、というのが商売の基本である。だからこそ、一番大切なのは信用であり、信用の担保はお金や物ではなく人間としての誠実さ、真面目さ、そして何より真摯さである。
(伊藤雅俊)
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ただ漫然と名言を集めているのではなく、その言葉が発せられた背景などについても若干コメントがあるのが親切ですね。

というわけで、本日の一冊は、

『経済人の名言(上)』
http://tinyurl.com/3w4vo

『経済人の名言(下)』
http://tinyurl.com/6635a

です。時間のあるときにめくれば、励みになること請け合いです。

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書ききれないため、今回は割愛します。
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